寒冷凝集素症          
 (カンレイ ギョウシュウソ ショウ)

  原因
 免疫不全説が主流で、自己免疫不全とも言われているが、詳細は解明されていない
  末梢血管の血小板凝集が血液循環障害の結果引き起こされるとされている、
夜間飼育環境の平均気温が5-7度以下に低下すると寒冷凝集反応の誘因となる。
      
症状
末梢血管が犯されやすいので駆体より耳介・四肢端の発生が頻発しているようである
特に耳介先端部分が好発部分の様である、初め結節性の痂皮の形成があり
普遍的の外用塗布剤処方の治療に反応を示さないのが普通である
痂皮の下は縻爛している、痂皮は反復して形成して治癒しないのが普通
耳介先端の壊死・脱落・軟骨露出・縻爛か゛通常のケースとなる。

診断
発病初期が秋から初冬の寒さが感じられる時期に発生か゛始まる
患犬血液の凝集反応が擬陽性から陽性を示すので診断資料となる
クームス反応はまちまちで信頼性に疑問が残る
発生時期・稟告と症状の観察と難治性で診断は難しくない。

治療
ステロイド剤の投与は特別な効果かを示さないが、若干進行を制御する
免疫抑制剤も著効を示さないが、血液凝固防止剤の複合内服処方が良い
患部の外科的整形切除説も有るが再発して効果に疑問がある

外用塗布剤にはキチンキトサン・複合銀剤の修復軟膏の塗布が効果的

予防
罹患経験の有る患犬または血統的に発生頻度の高い犬には
9月か10月から4-5月まで血液凝固防止剤の継続内服を推奨する

    

耳介先端の血痂性の痂皮形成

耳介辺縁の血痂性の痂皮形成

耳介中央の結節性小痂皮

耳介辺縁の黒色結節性小痂皮

耳介辺縁の水平壊死脱落

耳介先端の壊死脱落瘢痕形成

治療中の患犬血液凝集反応軽度

耳介先端の壊死脱落瘢痕形成


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