毛包虫症(別名:アカルス・毛包虫・ニキビダニ)臨床7症例詳述(治療例)4.慢性化膿性毛包虫症稟告 ゴールデン。発病後3ヵ月近くの動物病院で治療を受けていたが悪くなる一方なので転医・来院 先ず栄養低下が目立つ 細菌感染が重度で血性痂皮の形成が目立つ 化膿脂漏性の臭気が強い。 四肢の脱毛部分を見ればステロイドの長期投与が推察される軽度の医原性慢性毛包虫症がある。 食餌の質と量を改善して皮膚病に勝てる体質を作ることが優先事項。 耳介の細菌を培養して有効な抗生剤を選定して内服させてから効果が発現した。 毛包虫には 殺ダニ剤の1日2回の内服、全身薬浴はアミトラズの外用、皮膚炎の改善に フマル酸ケトチフェン フマル酸クレマスチン 塩酸ジフェンヒドラミン 塩酸シプロヘプタジン dマレイン酸クロルフェニラミン トラネムキサム酸 硫酸亜鉛 アルギントップ 総合ビタミン を処方する。 初診時の写真左端: 初診時の血様痂皮と色素沈着 悪性の臭気を発していた。 左2枚目: 薬浴して痂皮を除去した状態。化膿していた部分は皮膚の陥没がクレーター状に多数出現。 3枚目: 前肢の被毛は消失し炎症は強く舐性痛性が強く指間肉球間まで炎症が波及していた。 右端: 患部の膿汁から感受性ディスク検査して4週間複数の抗生剤を内服させた。 治療中(1月経過)写真左端: 順調に治療が進行し患部は10%くらいが残存し被毛の伸張もみられる。 左2枚目: 耳介の皮膚陥没欠損部は修復され炎症も消失し短い被毛が確認できた。 3枚目: 前肢の炎症も消失し被毛が順調に伸びてきている。 右端: 後肢の患部も同様に炎症が消失し色素も正常化しはじめ被毛が復元しはじめた。 治癒時(2.5月経過)写真左端: 頭部に被毛の伸張不十分な部分が少しあるがほぼ回復している。 左2枚目: 耳介の炎症は完全に消失し正常な被毛が伸びている。 3枚目: 前肢は罹患前の状態に復帰してきた。 右端: 後肢は完全に正常な状態に復元した。 治療開始後5ヵ月の状態。 |