毛包虫症(別名:アカルス・毛包虫・ニキビダニ)臨床7症例詳述(治療例)6.慢性化膿性毛包虫症稟告 シーズー 雌 7歳 7.8kg 2年前に発症し2軒の動物病院に通院していたが良くならず転院。 患部は全身に波及して 化膿性毛包虫症に発展して脂漏分泌が亢進していた。 細菌感染は感受性試験で抗生剤を決定し4週間内服で細菌感染は終息した。 細菌免疫の低下で全身性に化膿疹が発生していて膿汁内に多数の毛包虫が検出出来た。 経過が長かったのでジン機能が低下して腎炎を併発していた。 毛包虫には 殺ダニ剤の1日2回の内服、全身薬浴はアミトラズの外用、皮膚炎の改善に フマル酸ケトチフェン フマル酸クレマスチン 塩酸ジフェンヒドラミン 塩酸シプロヘプタジン dマレイン酸クロルフェニラミン トラネムキサム酸 硫酸亜鉛 アルギントップ 総合ビタミンを処方する。 初診時の写真
左端: 毛包化膿性の慢性タイプの毛包虫感染症の特徴。患部は剪毛してある。 左2枚目: 下顎広域な脂漏性でワックスの塊が多数形成している。 3枚目: 橈骨内側面炎症性脂漏が顕著で掻痒舐性が強い。 右端: 肉球間まで毛包虫の感染が証明できた。 治療中(1ヵ月経過)写真
左端: 順調に回復し炎症面は消失し短毛の発生が全面的にある。 左2枚目: 下顎の炎症も消失し脂漏の分泌も減退し短い発毛が認められる。 3枚目: 橈骨内面の炎症も消失開始し脂漏は分泌停止短毛発生。 右端: 肉球間の感染皮膚の炎症も下火になり腫脹も減退しはじめた。 治癒時(2.5ヵ月)写真
左端: 頭部の炎症は完全に消失し被毛の伸長も正常化している。 左2枚目: 下顎の病巣は完全に消失し正常。 3枚目: 前肢全面的に正常に回復中。 右端: 肢端の変化も認められず正常化している。 5.医原性毛包虫症 ← → 7.急性粟粒性毛包虫症 |