再発性偽クッシング症候群の治療 症例5
(別名:成長ホルモン不全症・ アロペシアX・ ポメラニアン脱毛症)


ポメラニアン  去勢雄  4歳  3kg :Kama*エル

1年前に偽クッシング症候群発病し半年掛けて正常被毛に復帰し治癒した。

その時の治療は脳下垂体前葉製剤のみで治療し被毛が正常化したので終了。

その後1年で再発したのは脳下垂体前葉製剤のみで有ったためと理解している。

その時点で『「AACP剤処方」は開発されていなかった』ので、再発したのではないかと今回は「AACP剤処方」と脳下垂体前葉刺激製剤を併用しての治療とした。


  1. 再診時
    被毛変化。被毛は乾燥して短毛化している

  2. 治療開始2ヵ月後
    被毛は幾分伸長する。被毛の光沢が出現。

  3. 治療開始3ヵ月後
    被毛は充分伸長する。皮膚病の色素沈着が残る。

  4. 治療開始9ヵ月後
    被毛は完全に複帰する。被毛の色調も良くなった。

長年の臨床治療経験から治療方法をその都度改善しての結果、偽クッシング症候群の治療方針は順次固定化されつつあり、結論的には単独薬剤よりも複合治療方法が優れている事が確立した。

即ち、自院特別処方の「AACP剤」と脳下垂体前葉刺激製剤の併用が、最も効果的で有る事か立証された症例であった。


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