犬のアレルギーは
  
  ハウスダストアトピーと食物アレルギーその他に分けます


     犬のアレルギーの多くはハウスダストアトピーが占めています

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        大多数の飼い主の陳述経過と、当皮膚科での説明

  吾が皮膚科を訪れる患犬の70%以上がハウスダスト・アトピーである
 
初診時の稟告で血液検査を受けて(アレルゲン・IgE) 何十種類の検査成績を持参してくる
 

 血中アレルゲンを ng/ml で検出して
 アレルギー体質の度合いを表示
 アレルギーに関連する血中リンパ球集団の
 比率を % で表示
  食物アレルギーチェックを陰性・陽性に分け 
  +3 から -6迄に分類して表示している
  リンパ球に反応する食物の種類の度合いを
  陰・陽 % で分類している
患犬血清中のアレルギー体質の度合いをマイナスからプラス+++マテでの 4分割で表示して感受性を表現している  食物アレルギーチェックを陰性・陽性に色分けて
  +3 から -6迄に分類して表示している


    治療の段階でアレルゲンの少ない処方食のフートを薦められ買わされる
    同時に
抗生剤と抗アレルギー剤の2種類の錠剤を1日1-2回分割内服として渡される
 フード以外は与えてはならない、味の付や、塩分を与えてはいけないと厳重に指導される。
      しばらく指導どおりにするが良くならない。
           2回目に皮膚病が良くならないから、異なる別の処方フードを薦められ購入する
  然し、皮膚病は依然として少しも良い方向に向かず悪くなるので、
再三転医する例が多い。

   当皮膚科では食餌に味の制限は付けない。味は人が食べて美味しいと思う餌を与えなさい。
  人も犬も血液成分に大差が無いので人と同じ食餌で良いのです。
  
(但し 心臓・腎臓・糖尿病の患犬では制限が有ります)。

 フードが市販される前は何を食べていたかと聞くと、ご飯、魚、肉、みそ汁、牛乳と答えます

 そこで食事性のアレルギーは極めて少ない事を話すと、犬のアレルギーの大半(90%以上)

  ハウスダスト・アトピーであるので餌に関係があまり無いことを理解して帰ります


  *** ードを何回買い変えても無効であった事が証拠で立証されていた ***

       
結局 食餌は何を与えても(97%)良い事に気づいて納得し理解を深めてて帰ります

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   動物皮膚病図鑑   皮膚科 動物病院  2017/04/15日号   通巻146号

             アレルギー   ハウスダストアトピー  慢性アレルギー型

  プロフール

   シーズー 去勢雄 11歳 体重 6kg   栄養 中

   稟告 生後2年で皮膚病が発生し近隣の動物病院の診断・治療を長年受けていたが次第に

   皮膚の変化が悪くなり
10箇所の動物病院を回ったが毎回ステロイドの錠剤の1/211回内服・

     71回シャンプー指示の繰り返しで良くならず益々皮膚変化が悪くなるのでホームページを

   見て来診した

         当 院 で の 初 診 時 写 真 8 枚 

A  トリーミング後、体側に脱毛性・色素沈着・細菌感染が証明・シヤンプー過度が推察 可能で慢性化していた

B 四肢末端・腹側にも脱毛性の炎症の紅斑・掻痒性・色素沈着が観られる・左右の慢 性 細菌性の外耳炎があった

C 背中はシャンプーで被毛は綺麗だ が不揃いの被毛で光沢が無い、胸則 の脱毛性色素沈着はシヤンプー
 多過
 による細菌感染の瘢痕

D 肛門周囲・踵の上下脱毛性・炎症 性が舐性と共に感じられる・この 症状はアレルギー・ハウスダスト アトピーの典型的特徴

E 頸の下・両肘・胸は広域の脱毛・炎症性・ 斑状の色素沈着は慢性の膿皮症の瘢痕であ り・原因は過度のシャンプー依り発生
 する

F 下顎から広い首下の部分の皮膚変化が極 度に悪化して脱毛・舐性・色素沈着が慢性 化していて油臭くなっている

G 下腹部・内股・膝・踵・指尖部に かけて全域に紅色の炎症性・脱毛性 があり、下腹部・内股の広域な色素 沈着の変化はハウスダストアトピ ーの慢性の証明

H 膝から下の拡大・慢性の皮膚の変 化は脂漏性皮膚炎に移行している・よくここ迄我慢していた思える

  検査 一般血液検査て゛甲状腺ホルモンT3の低下 亜鉛の低下

     視診で炎症性・掻痒性・舐性・色素沈着・痂皮・脂漏性皮膚炎・膿皮症が認められた

  診断 複数の動物病院の診断・治療が適正ではなかったので慢性化してしまった

   慢性化アレルギー ハウスダストアトピーの慢性化 グレイド 3.9 (重症)

     アレルギー性外耳炎(細菌性)

  治療 慢性化アレルギーにはアレルギーコンピューター自動処方 13回の分服

   ビタミンAEFの内股 亜鉛の増量処方 アレルギー性外耳炎(細菌性)には仙石(細菌) 12回の点耳

  指導 シヤンプーは禁止(皮膚バリアの破壊・アレルギー物質・細菌の侵入助長)膿皮症予防
 
     食餌の改善 味付け人食を
13回 舗装道路の散歩・運動

                                                            Topページに戻る

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動物皮膚病図鑑   皮膚科 動物病院  2017/03/01日号   通巻145号

             アレルギー   ハウスダストアトピー  慢性アレルギー型

       プロフール
         
ビークルMix不妊雌 2歳 25Kg 栄養 肥満体

 1年前に頭部と脇の下に炎症性の紅斑が発生したので近隣の動物病院で診察を受けた所、感染症との診断で

   錠剤と軟膏の処方を受けたが良くならず。次に
2週間に1回のシヤンプー・指示と
アポキシル錠剤内服の指示と

   投薬を受けたが、
半年経過したが痒みは減ったが 炎症は消えす゛ホームページを見て来院した

    註 (アポキシルの内服は、痒みをブロックするが、抗アレルギ−剤ではない)

     来 院 時 の 写 真 6 

A 肥満体・背線部には炎症痕として色素沈着が腰まで観察出来るのはハウスダストアトピーの慢性経過症状の証拠

B 前肢、肘にはハウスダストアトピーの好発部位の炎症が確認・肢端指間の発赤が両足にありハウスダストアトピーの診断確定の所見

C 両側・腋窩の炎症性皮膚はハウスダストアトピーの確定診断に対する証明証拠

D 下腹部・内股の桃紅色の炎症はハウスダストアトピー診断に欠かせぬ皮膚変化である

E  下顎・口唇の炎症性の変化は何れもアレルギー反応の好発部位の証明

F 四肢肉球間の炎症性紅斑性変化はハウスダストアトピー・ダニ等による診断的価値のある皮膚変化で何れも確定診断に共通する所見

  検査 一般血液検査 異常無し

  診断 身体視診でアレルギー ハウスダストアトピーの所見が各所に確認した グレイド 3.3

  治療 ハウスダストアトピーのコンピューター処方 グレイド 3.313回の分服

     患部にはKPSの塗布 ビタミンA &E剤の内服指示

  経過 治療開始後1カ月き後 炎症軽度に回復 正常に近くなったが四肢の肉球患部は桃紅が慢性化に残存している

  指導 シヤンプーは禁止(皮膚バリアの破壊・アレルギー物質・細菌の侵入助長)

      食餌制限 散歩強化

                                                         Topページに戻る
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動物皮膚病図鑑   皮膚科 動物病院  2016/08/01日号   通巻121号

             ハウスダストアトピーの最悪期症状の解説

 プロフール
  
ウエステイー 去勢雄 6歳 5.3kg 栄養失調
  アレルギー・最悪の皮膚変化 ・グレイド4.0 (最悪の指数・診断・治療の指針)

 (グレイドとは皮膚病の重さの変化を指数化して 2.8 から 4.0 の13段階に分類)

 3年前に皮膚病に気づき動物病院で診察を受け皮膚にマラセチア感染症との診断で
 毎週シヤンプーするように言われ実行したが、良くならず酷くなり転医
2軒めの動物病院で
 ステロイドと抗生剤の投与を永く続けたが良くならず、
3軒めの動物病院で更に強いステロイド
 を処方されたが益々酷くなりホームページを見て遠いが来診した。

     ハウスダストアトピーの最悪期の代表的皮膚変化

       初  診  時  写  真  1 2  枚

A・眼瞼周囲から頭頂部・耳介内面に脱毛・炎症・脂漏性が有るのはハウスダストアトピーの慢性化の特徴

B・胸腹側・四肢表面・頭頂部の脱毛・炎症・脂漏性は慢性化したハウスダストアトピーで相当期間放置又は不適切の治療の結果

C・左右対象的に脱毛・炎症・脂漏性は慢性化したハウスダストアトピーで多くはステロイドの間違った投与の結果に相当する

D・頸周囲は広く脱毛・炎症・脂漏性は慢性化したハウスダストアトピーフケが多数脱落する変化を示す

E・両前足指尖から頸と肘・腋窩・前胸の広く脱毛・炎症・脂漏性はハウスダストアトピーの慢性化してのは相当期間放置又は不適切の治療の結果

F・前胸から下腹部にかけて全面的に広く脱毛・炎症・脂漏性は慢性化したハウスダストアトピーフケが多数脱落する変化を示す

G・下腹部から内股・飛節の広く脱毛・炎症・脂漏性は慢性化して体臭が強く感じられる・慢性化の色素沈着が発現している

H・耳介外面根元・頸・背中は広く脱毛・炎症・脂漏性は慢性化して脂漏性・フケが多発・臭気も強く感じられる

I・頸から腰にかけての背中に完全脱毛・炎症・脂漏は慢性化した脂漏性でよくもここ迄飼い主は我慢していたかと感心する

J・腰から尾の背面に部分的に被毛が残存しているのは原因不明・未解決の部分

K・両側大腿後面から踵にかけての完全脱毛・炎症・脂漏性は慢性化して一部に色素沈着が有るのは去勢雄で男性ホルモン欠乏で起きる変化

L・下腹・内股・指尖部に至る完全脱毛・炎症・脂漏性はハウスダストアトピーの最悪期の皮膚病変化で全体的に最悪期の状態

 検査 視診検査 一般血液検査 好酸球数 ホルモン検査 皮膚寄生虫検査

 診断 ハウスダストアトピー アレルギー 慢性化した最悪期の病変

 治療 抗アレルギ−剤の10種類の複合処方(コンピューター処方)

   13回分服 ビタミンAEF内服

 指導 栄養補給 ドックフード1/2 人の食事1/2 味付け 朝は牛乳 夜は味噌汁

シヤンプーは禁止 足洗い禁止 散歩・運動は舗装道路・人車の繁華街

ドライシヤンプーを推薦する 痩せているので食餌の改善 太らせるように

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動物皮膚病図鑑   皮膚科 動物病院  2016/07/15日号   通巻120号

             ハウスダストアトピーの初期症状の解説

 プロフール
  
フレンチブルドッグ 1.5歳 雄 12.5kg

 1年前に(生後半年)に後足内側に炎症性変化に気づき近くの動物病院を受診した、血液検査

 ・アレルゲン検査で食物アレルギーの診断でフードを変えて、マラセブ・ノバルサンシヤンプーを

 5日に1回とステロイド1錠を113週間の指示されたように投薬・看護したが良くならないので

 HPを見て転医・来診した。

 註1 アレルゲン検査で食物アレルギーの診断でフードを変えたが効果が無かった・

    犬の食物アレルギーは
0.5%以内で際めて少ない発生率で有る。

 註 2 マラセチア感染との考えでマラセブは不適当な診断。

  註 3 アレルギー体質にシヤンプーはしてはいけないのに頻回は誤指導

  註 4 ステロイドの投与が通常使用料の4倍の3週間は危険副作用の原因となる

 註 5 以上4点で正確な診断・治療が皮膚科診療で経験不足が原因

      初 診 時 の 写 真 8 枚     ハウスダストアトピー初期症状解説

  ** 下の写真に該当したらば直ぐに診察・治療をする 早い中に治して上げてくだい ** 

A 外見的には皮膚病は感じられないが、精査すると異常が発見できる

B 眼瞼周囲の紅潮・上口唇に
  充血性紅潮・掻痒性

C 下顎全面紅潮・軽度の掻痒性
 脱毛域・此れだけでも診断可能

D 腋窩・肘前側面・炎症性紅潮・
此の
2面の変化でハウスダストアトピー診断要点

E 下腹内股領域・炎症性紅潮・軽度 の脱毛性・掻痒・舐性・軽い脂漏性 が特徴

F 飛節・指尖部・指間・炎症性  紅潮・掻痒・舐性・多くは
マラセチア感染と誤診断例が多い

G 四肢肉球間の炎症性紅潮・
  舐性・多くはマラセチア感染  と誤診断例が多い

H 飛節皮膚域の・炎症性紅潮・
 掻痒・舐性・軽度の脂漏性は誤診断 の素因子

検査 一般血液検査は正常 ホルモン検査でT3のみ減退

診断 稟告 視診でハウスダストアトピーの初期変化と確定診断

治療 ハウスダストアトピーのコンピューター処方  グレイド 3.5

   13回分服  ビタミンA&EFの内服

指導 シヤンプーは禁止(皮膚バリアの破壊・アレルギー物質・細菌の侵入助長)

                                                     Topページに戻る

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 動物 皮膚病図鑑   皮膚科 動物病院  2016/06/01日号   通巻117号

 キーワード 皮膚病 アレルギー ハウスダストアトピー  シャンプー禁止

1.患犬の病歴 

    狆 去勢雄 6歳 4.5kg     栄養中

  3年前に皮膚病発生 動物病院でアトピーの診断で高価なシクロスポリンを3か月内服したが良くならず、

  2軒目の動物病院で脂漏性皮膚炎との診断で毎週シヤンプーと塗薬を1年継続したが皮膚症状の改善が

 見られなかったので紹介で来診する

.        初 診 時 の 写 真 5 

A顔面特に眼周囲、顎下から頸、胸にかけての発赤、脱毛と苔癬化が顕著。後肢は舐性に脱毛、発赤

B胸部から腋窩にかけて顕著な特徴的な発赤と広域な脱毛

C下腹部の発赤と脱毛は舐めることにより増悪

D前肢前面の発赤および脱毛。肘部の症状はハウスダストアトピーの特徴

E後肢の発赤および脱毛と舐性・ハウスダストアトピーの特徴

     治 療 開 始 6 か 月 後 (ハウスダストアトピーの回復は長く掛かる)

F全身性に被毛の回復は顕著で正常に近似している

G肘、胸腹部、後肢の発赤は消失し、被毛は伸長回復している

H肛門周囲も典型的なハウスダストアトピー症状がみられる部位だが、被毛が正常に回復

I下顎から胸にかけての発赤も消失し、被毛が正常に回復

J全身の症状が消失し、被毛が元通りに回復している

  3.検査 視診検査(好発部位の確認) 栄養   脊椎を触知 ・ 掻痒強く舐性による発赤および脱毛が全身に及ぶ 

      顎下から頸にかけておよび大腿前面は苔癬化

      ホルモン検査 副腎皮質ホルモンおよび甲状腺ホルモンの低下

     4. 診断 ハウスダストアトピー ((慢性アレルギー)) (グレード数値は最高4.0で患犬の初診は3.5の症状)

     5. 治療  抗アレルギー剤の内服 (アレルギー・コンピュター自動処方) ビタミン剤のA&E内服 ・

       患部に
STS塗布・ 抗ダニ干渉剤の塗布 シャンプーの禁止

   指導    舗装道路の散歩・叢禁止・散歩後の足洗い禁止 食餌内容指導

                                                                         Topページに戻る                                                                 --------------------------------------------------------------------------------------------------

 動物 皮膚病図鑑   皮膚科 動物病院  2016/05/15日号   通巻116号

 キーワード 皮膚病 アレルギー ハウスダストアトピー 舌下減感作療法 シャンプー

1.患犬の病歴 マルチーズ 去勢雄 6歳 3kg 栄養下

 1年半前に皮膚の変化が腹部から始まり掻痒、発赤が全身に及び、転院を2回繰り返すも診断名不詳で脱毛
 ・掻痒・発赤が益々悪化してステロイドを
111/4(通常の3.5倍量)の内服・毎週シヤンプーの指示に
 従ったが悪化かが進むのでホームページを見て来診。

2.診察時の像5枚

A全身性の掻痒は強く脱毛および発赤・脂漏性皮膚炎を含む炎症は全身に拡大する B顔面から前胸部にかけて
完全に脱毛拡大し著しい発赤と脂漏性皮膚炎
C四肢の届く範囲はかきむしり脱毛、アレルギー性の外耳炎による耳介の変化 D長期間炎症を繰り返した
ことによる広域脱毛・炎症・
発赤・脂漏
E肛門周囲から大腿後面、
後肢の広範囲で脱毛、発赤
・慢性化皮膚

3.治療開始後1年の画像5枚

F全身の被毛伸長良好、炎症
皮膚の改善がみられる・耳
介正常化
G頭部は良く発毛し、眼周
囲、口周囲の炎症は正常に
復帰
H両側性の体側は発毛良好
に伸長して皮膚改善症状は
顕著
I肘の脱毛は初診時と比較して発毛良好・指尖部の発毛正常に復帰 Jほぼ完全に脱毛していた
後肢も発毛開始して経過良好

  3.検査 

  視診検査 栄養下・

   皮膚の寄生虫検査 疥癬虫・真菌・毛包虫は陰性

   ホルモン検査 副腎皮質ホルモンおよび甲状腺ホルモンの低下

   血液検査 好酸球数増多

  4.診断  慢性アレルギー性の典型的ハウスダストアトピー(グレード数値は最高4とすれば初診時は3.8の症状)

  5.治療方針   シャンプーの禁止・抗アレルギー剤の内服 (アレルギー・コンピュター自動処方) 舌下減感作免疫療法

 ビタミン剤AEの内服・抗ダニ干渉剤の塗布

 原因療法として個別舌下減感作液の10.000倍液からの内服使用指示。

  6.注意事項  散歩後の足洗いを禁止し乾燥布で拭くのみ、ドライフード1/2と味付き人食1/23回給餌し栄養改善。


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 動物 皮膚病図鑑   皮膚科 動物病院  2012/03/15日号   通巻7号

 キーワード 皮膚病 アレルギー ハウスダストアトピー 舌下減感作療法 シャンプー

1.患犬の病歴   チィワワ  9歳 避妊メス  2.1Kg  栄養中   
      
7年前発症 頻繁に掻痒が激しく、近くの動物病院で血液・アレルギー検査し・処方食の
     指導とシャンプーの治療を長年継続していたがステロイド剤を止めると再発して
     好転せず、次第に悪化するので転医 来診 。
   
 註 過去の血液検査でアレルギー検査と肝機能の低下が・、結果がその後の治療に反応しなかった
    
 高価な血液・アレルギー検査をしたが不必要・犬では食事性アレルギーは極めて稀である。
    

2.診察時の画像
  初診時の額領域に楕円形の炎症が著明

頸下辺の炎症・肥厚・脱毛・脂漏発赤

 両腋下に発赤性・広域性炎症多数
 ハウスダストアトピー舌下減感作液
外陰部の肥大化・乳頭の肥大(避妊済雌)黄体遺残?  下腹・鼠経部の発赤・色素沈着・皮下脂肪多過

  3.検査 
  視診検査    栄養中 ・ 被毛乾燥し掻痒性が強く舐性による発赤脱毛が広域に発生している
          全身性の広域性掻痒顕著・ 両腋下部の
炎症発赤と掻痒性が強い
   皮膚の寄生虫検査   疥癬虫 ・ 真菌・毛包虫は陰性

4.診断  慢性アレルギー性の典型的ハウスダストアトピー(グレイド数値は最高4で現在3.4の症状)
5.治療方針   シャンプーの禁止・抗アレルギー剤の内服・ (アレルギー・コンピュター自動処方)
           消炎剤の内服 ビタミン剤 
          原因療法として
舌下減感作液の10.000倍液からの内服使用指示。
6.注意事項  散歩後の足洗いの禁止 アレルギー徐去フードを与えなくて良いと指導。

                                           Topページに戻る

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  動物皮膚病図鑑   皮膚科 動物病院    2012/03/25日号   通巻8号

 キーワード
  皮膚病 アレルギー 膿皮症 細菌感染 ステロイド剤 シャンプー


1.患犬の病歴    パ グ   2歳 避妊雌   7.5Kg  栄養中    
      
 2年前発症 掻痒が強く、近くの動物病院で・ステロイドの軟膏・抗生剤・とシャンプーの治療を
         長年継続していたが好転せず、シャンプー後にに悪化するので転医 来診
 。
              過去の診察時に皮膚病に関する検査はせず視診のみの診断で治療してた。 
   註 アレルギーと細菌感染は重複症例が多いので膿皮症と誤診が多い。

2.診察時の画像

 初診時の両腋窩の化膿性慢性炎症が著明

肘関節の前面・側面不整形の化膿炎症

 下腹部に化膿性・広域性炎症多数
 何れの炎症も細菌感染が原因で起きる
  細菌感染の皮膚病にはKPsが有効  四肢肉球間の炎症は軽度のアレルギー

  3.検査 
    視診検査   栄養中 ・ 被毛乾燥し掻痒性が強く細菌感染による化膿性痂皮が広域に
         発生している、シャンプー多過に起因する表層性細菌感染が原因となっている。
       全身性の広域な細菌感染顕著・ 両腋下・下腹部の化膿炎症と掻痒性が強い。

   皮膚の寄生虫検査   疥癬虫 ・ 真菌・毛包虫は陰性 ・感染細菌の22種類の感受性試験
   6種類のみの抗生剤が有効で他の16種類の抗生剤に耐性を示していた、
   一般 血液検査では肝機能の変化が見られた。
4.診断  基礎疾患はアレルギーで 膿皮症 (細菌感染)の併発
5.治療方針  悪化の原因はシャンプーによる皮膚バリアの破壊による細菌感染の増悪化。
       シャンプーの禁止・抗生剤・抗アレルギー剤の内服・ 
(アレルギー・コンピュター自動処方)
           消炎剤の内服 ビタミン剤 患部には
KPS(当院処方)を1日1回の塗布・数回で効果
          原因療法として
舌下減感作液の10.000倍液からの内服使用指示。
6.注意事項  シャンプーの禁止、散歩後の足洗いの禁止を指導

                            Topページに戻る
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 動物皮膚病図鑑 1-12  皮膚科 動物病院   2012/04/25日号   通巻11号 

キーワード
  慢性皮膚病 アレルギー ハウスダストアトピー ステロイド剤 シャンプー 


1.患犬の病歴   ラブラドール  12歳  35Kg  栄養中    
             2003年(3歳時)

   
痒ゆがりはじめ、近所のホームドクターへ相談、アトピー性皮膚炎と診断 
      アレルゲンの特定検査を実施、食餌療法と環境改善を行うが改善せず、症状悪化
     (7歳時)ステロイドを少しずつ減らしながら、漢方薬へ移行し漢方薬と時々抗ヒスタミン剤で
         生活出来るようになり、だが1年半後に脱毛掻痒性が激しくなり悪化が進行した。
       2010年 当院のホームページを見て近隣の動物病院へ、一時期は非常に改善が見られたが秋頃から
         再び悪化が進み現在の掻痒性稀毛・脱毛が全身的に広がった。

 
     以上の経過で当院のメール診断にて受診
2.診察時の画像
     (下の上段が当院初診時の写真)

 初診時の痂皮性慢性炎症が著明

体側・大腿側面・踵周り脱毛炎症

 大腿臀部・尾根上面広域の病変
 治療開始後50日効果発現
体側面・臀部踵の舐性・掻痒・炎症消失    上の画像と比較すると発毛し皮膚の改善

上段写真は当院初診時の症状 下段は当院の治療開始後50日の写真 いずれも飼い主撮影
  3.検査 

    遠隔地の関係で既知検査成績で著明の変化が認められなかった
    
アレルギー検査は患犬の治療に何ら寄与されていなかった・。検査は無効で無意味

4.診断  過去の病歴と複数の写真の添付があり慢性アレルギーと診断した

5.治療方針 (アレルギー・コンピュター自動処方)と補欠ビタミン剤・甲状腺・性ホルモン剤の補充
         外用塗布薬は非市販品
(自院処方調剤)の毎日塗布するを指導
6.注意事項 症状好転するまで内服薬は1日3回分服する事と外用塗布するを厳守継続する。
         シャンプー禁止・散歩後の四肢・肉球間の水洗い禁止の厳守。
         食餌は乾燥フード半分・人の食事と同一のもの半分・朝は牛乳・夕は味噌汁を
         かける味付けは人と同じ条件とする、人工環境から自然の環境に復帰させる


                                     Topページに戻る
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 動物皮膚病図鑑   皮膚科 動物病院   2012/08/05日号   通巻21号

  キーワード  アレルギー ハウスダストアトピー 甲状腺不全 舌下減感作療法

1.患犬の病歴
      プロフィール      

      パグ  8歳  雄  10kg  栄養良   

  2年前に皮膚病が首から発症して近隣の動物病院で 血液検査 抗生剤 1週間に1回のシャンプーの

治療を受けていたが
全身的に範囲が広まり良く成らず、悪化が進むので知人の紹介で転医・来診した

   2.初診時の画像  (下の画像上欄は当皮膚科へ来診時の皮膚変化) 

 初診時。眼瞼周囲脱毛.色素沈着  初診時。腰背面 脱毛色素沈着   初診時。下腹部被毛着色性病変
 50日後・脱毛・色素沈着消失
 50日後発毛順調・被毛光沢良好     **70日後発毛順調・被毛正常   

    3.検査 
         
皮膚寄生虫検査 毛包虫() 疥癬 () ツメダニ ()

       一般血液検査  ホルモン検査 
                  
 4.診断
    慢性アレルギー性皮膚炎ハウスダストアトピー

ホルモン不全(甲状腺不全(T3FT3)・転換酵素不全が原因)

    5.治療方針  

       抗アレルギー剤のコンピュター自動処方・不足甲状腺剤の補充

     アレルギー 原因療法として舌下減感作液の一万倍内服開始 ビタミン剤 A E F の内服

           炎症部位にKPS軟膏の塗布     苔癬化部位にISKの塗布

 飼育指導 

     シャンプー禁止、散歩運動から帰ってから足を洗わずに拭くだけとする

         散歩は繁華街の視覚的刺激環境を受けるように指示 栄養改善 固形フード半分、人の食事半分 

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  動物皮膚病図鑑  皮膚科 動物病院   2012/11/15日号   通巻31号

 キーワード 皮膚病 去勢 アレルギー ハウスダストアトピー 脱毛 ホルモン不全 

 1.患犬の病歴 (典型的なハウスダストアトピーの症例)
   プロフィール     
 パピヨン 去勢雄 6歳 栄養 中下

  発病は生後1年頃から始まり 二軒の動物病院の診察を受けたがアレルギーの

   病名の元に、2週間に1回の割合で通院していたが次第に皮膚の変化が酷くなり、

   全身の被毛が薄くなり、皮膚の紅斑も写真の様に酷く成って来た、又体臭が強く

   なってきたし四肢の舐める動作又肉球間の赤さが増ししきりに舐めているので

   少し遠方であるが車で4時掛けて来診した。
(5年間も皮膚病が継続悪化した症例)


        註 初期診断は正しいが、治療方法が不適切で効果がなかった

       2.初診時の画像

 前肢腋窩か紅色化は典型的  後肢外側脱毛紅色炎症色素班形成
 対側の膝関節脱毛紅色炎症舐める
 前肢定型的な脱毛紅色炎症
 下腹部全面的な紅色性の炎症   四肢肉球間の赤色変化

    3.検査 
     
血液検査 正常
 
    ホルモン検査  T3 (甲状腺ホルモン)0.29  FT4 (甲状腺ホルモン)0.88
 
   皮膚寄生虫検査 毛包虫 疥癬虫 ダニ 真菌 何れも陰性
 

   
 4.診断        (典型的な ハウスダストアトピー の症例)
        
ハウスダストアトピー ホルモン不全症候群(甲状腺ホルモン)

     去勢後皮膚炎(男性ホルモン失調性) ビタミン欠乏症


         無暗に去勢すると ホルモン不全から体質の変化がアトピー体質に免疫性まで被害が拡大する
      
           去勢の副作用 人は去勢しないが 犬は去勢する 不合理な 動物虐待は しないでください

  5.治療方針 過去の治療不適切例で長期間の治療投薬が必要 
             
 ハウスダストアトピーのコンピュター自動処方

   甲状腺剤の補給(T3 T4)  ビタミン A. E. Fの内服

       免疫改善性の舌下減感作液の1万倍より開始
  


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  動物皮膚病図鑑   皮膚科 動物病院   2012/11/25日号   通巻32号

 キーワード 皮膚病 アレルギー ハウスダストアトピー 
               外耳炎 掻痒 舐性 舌下減感作療法

 1.患犬の病歴 (典型的なハウスダストアトピーの症例)
      プロフィール    
 英セッター  雄  6ヶ月  22Kg  栄養 痩1度

       3ヶ月前から足を舐め始め近医でステロイドの内服と軟膏の塗布及びシャンプーでの治療と

     並行し
アレルギー検査で陽性と判定された除去食(処方食)での治療を行ってきたが

     眼周囲・口唇の脱毛が進み、慢性の外耳炎も酷く成り、四肢指間と肉球間を絶えず
 
     気にして舐めて炎症が進み全体的に除去食(処方食)治療に好反応せず、慢性の様子なので

     転医して、新たに診断・治療法を求めて来院
した。

       
  
2.初診時の画像 註 アレルギー検査は陽性で除去食の効果が無いのが過半数である。
                                 

 口唇紅色化は典型的アレルギー  下顎紅色炎症色はアレルギーの特色
 慢性アレルギー外耳炎が付随している
 前肢肘の定型的な脱毛紅色炎症
 四肢指間全面的な紅色性の舐性炎症   四肢肉球間の赤色舐性は典型的変化

    3.検査 
   
   前医での アレルギー検査で食事性の反応が陽性で有るとのこと

        セロハンテープ使用による皮膚顕微鏡検査では異常が無いとのこと

    4.診断        (典型的な ハウスダストアトピー の症例)
        アレルギー体質 ハウスダストアトピー ビタミン欠乏症 栄養低下
  
    以上は稟告・現在の皮膚症状での判断で食餌性アレルギーではなく

 
       典型的タイプの非食餌性アレルギーと総合的に診断した。

    アレルギーの 血液検査では皮膚変化を無視したので正確診断ではない。

    この様な誤診が起きる事がしばしば発生し症状を悪化させる事が多い。

    
検査結果の数値のみに偏ると、この様な誤診・誤治療が起きます。

     
5.治療方針 過去の診断・治療の不適合例で長期間の治療投薬が必要
 

                
ハウスダストアトピーのコンピュター自動処方の内服・継続・維持

      ビタミン A. E. Fの内服で皮膚・被毛の改善 栄養改善・食餌指導

          免疫改善性の舌下減感作液の1万倍より開始
 ・継続・維持


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 動物皮膚病図鑑  皮膚科 動物病院 2013/01/01日号  通巻35号

 キーワード  草木アレルギー 不妊術後皮膚とホルモン不全  膿皮症 ビタミン欠乏

1.患犬の病歴 (典型的な草木アレルギー性アトピーの症例)
   プロフィール
   柴  避妊雌  5歳  11.5Kg  栄養 中の下

     3年前より顔面を含む体全体に症状が発生しステロイドと抗生剤の内服と軟膏の塗布及び

   毎のシャンプーでの治療を続けるが脱毛が広まり騒痒も酷くなるばかりの為当院を受診した症例

   視診 足裏の赤みがひどく体側から大腿部外内側にかけての脱毛地肌は濃桃色化し細菌感染を

   起している箇所も点在している状態であった

  2.初診時の画像

  胸腹膝側面の裂毛が顕著  下腹部の炎症は慢性化して色素沈着
 裂毛は草木アレルギーの特徴
両側臀部・下肢後面変化は避妊手術が原因
 被毛乾燥してその尖端が切れている  四肢肉球間の炎症アトピー性変化

   3.検査・視診 

       血液検査  TRIG(中性脂肪)101 その他正常
 

 ホルモン検査 Corti (副腎皮質ホルモン)1.20  T3 (甲状腺ホルモン)0.35  その他正常
    


  4.診断   (典型的な 草木アレルギー性アトピー の症例)
               
草木アレルギー性アトピー 栄養低下 ビタミン欠乏  細菌感染症              

         避妊手術による女性ホルモンの欠損 (発情・黄体ホルモンの欠徐でバランスの失調)

         大腿後面の裂毛は (性ホルモンのバランス失調が原因)

                  細菌感染症 不妊手術による更年期障害 甲状腺機能低下・副腎皮質機能低下

  5.治療方針 
   
アレルギー体質の改善と免疫力の強化目的でハウスダストアトピーのコンピュター自動処方

   ハウスダストアトピーの舌下減感作療法の1万倍液から開始、皮膚・被毛の改善に

    ビタミン 
A E F剤の毎日内服

   膿皮症の患部には1日1回 KPS の塗布を指示する。

   飼育指導

      シャンプー禁止 (感染細菌の伝播の防止・皮膚バリアの損壊防止)

      草むらの散歩禁止・運動後の足洗の禁止、(アレルギー因子の侵入防止)

   繁華街の散歩・運動指示 (視神経よりの神経鼓舞作用)
  
      食餌性アレルギーではないので人用の食餌を与える、調味料も普通に調理する


   無暗に避妊手術すると ホルモン失調から体質の変化がアトピー体質に免疫性まで被害が拡大する
      
     人は避妊手術しないが 犬は安易に避妊手術する 不合理な 動物虐待は しないで

   去勢・不妊手術は体質劣化・ホルモンのバランス失調・アレルギー体質になりやすいので絶対禁止。

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    動物皮膚病図鑑  皮膚科 動物病院 2013/3/1日号  通巻39号

 キーワード 皮膚病 ハウスダストアトピー マラセチア ホルモンバランス低下 ビタミン欠乏

1.プロフィール   

   フレンチブルドック  避妊雌  2歳  9 Kg  栄養 中

  2年前より体全体に掻痒が激しく近くの動物病院で診察を受けアレルギー検査を行い

  原因物質除去を目的とするフードに替え続け、
 更にステロイドと抗生剤の内服と

  軟膏・塗布の治療を続けるが口唇上下の炎症・掻痒が酷く広がるので
当院を受診した症例。

      
  
2.病態画像 (初診時の写真)
                                 

眼瞼周囲の色素沈着は皮膚病が長期の証拠
発症してから2年経過している古い皮膚症状
  上下口唇の腫脹・紅色はハウスダスト
  アトピーの特有な慢性徴候
 痒覚・脱毛・肥厚・脂漏・体臭も脂漏性   これらはアトピーの特殊性な診断徴候
   口唇・頬全面の桃紅色に変色して
 掻痒
・脂漏性の皮膚面で診断可能
  皮膚の腫脹は浮腫に類似とている
 アレルギーと診断する症状としている
 両側性の肘関節周囲慢性の脱毛・
 桃紅色の皮膚変化だけでも診断可能。
 

    3.検査

      視診検査 

口唇上下の脱毛・桃紅色炎症が目立っている・口角・指間・眼周囲・顎下・腋窩の

激しい紅潮・脱毛、下腹部には軽度の膿皮症
(マラセチア・細菌感染)

      血液検査 異状無し

      ホルモン検査   T3 (甲状腺ホルモン) 0.70 
      甲状腺ホルモン低下特にT3の低下と転換酵素不全。その他異状無し
   4.診断   

     慢性脂漏性ハウスダストアトピー ビタミン欠乏 マラセチア・細菌感染症 

    不妊手術による更年期障害及び甲状腺低下のホルモンバランス失調

    下腹・体側面の紅潮皮膚変化が無いので食餌性アレルギーは予想出来ない。
     5.治療方針 
     
ハウスダストアトピーのコンピュター自動処方内服薬1日3回服用

           (副腎皮質ホルモンは正常なので抗アレルギー剤を重点処方)

           ビタミンA.・ E. Fの内服  免疫改善性の舌下減感作療法を1万倍より開始 

     注意事項 
       栄養改善 ドックフード半分、人の食事半分を与える

             シャンプー禁止、散歩運動から帰ってから足を洗わず拭くだけとする

                                                               Topページに戻る

  動物 皮膚病図鑑     2013/04/01日号   通巻41号

キーワード 皮膚病 ハウスダストアトピー 去勢後皮膚病 膿皮症 甲状腺機能低下 ビタミン欠乏

   最新の皮膚アレルギー免疫増強(寛容)療法の有効症例の紹介

  
1.プロフィール  
(アレルギー・個別急速舌下減感作療法の治療例)
  
    ウエスティー 去勢雄 5歳 7.0kg

 5年前に発症、近隣の動物病院での診断はアトピーと言われて、ステロイドと抗生剤の

 錠剤を長期に使用しシャンプーは週1の割合で指示されて来たが、外耳炎も酷く成り下腹部と

   腋下が炎症で赤くなり、更に下腹部は黒く色素沈着が広がってきた、又背中には化膿性の

   痂皮が出てきたので転医・来診した


  
2.病態画像 (上列初診時..下列3週間後の比較写真)
                                 

初診時・・腋下の炎症・掻痒・色素沈着

 皮膚病性の臭気が強い
初診時・・腹面の色素沈着と皮膚 を舐める動作が激しい  
初診時・・四肢指間・肉球間の炎症

 舐める動作を絶えずしている 
個別急速減感作療法開始3週間後

免疫強化・寛容の効果が証明された

個別急速減感作療法開始3週間後

 痒みと色素沈着が改善された
個別急速減感作療法開始3週間
 四肢肉球間
舐める炎症減退著明

    3.検査

    
視診検査 

  栄養中の下 慢性外耳炎で耳介内面発赤+++、腋窩は慢性桃色炎症、下腹部は広域の

  色素沈着で臭気がある良く舐めていたと、背中はシャンプーによる
(飛び火)小環状の

  膿皮症が発生、四肢の肉球間は舐性の炎症で赤くり、指間も同様に桃色舐性変化がある。

  血液検査 

      ALB(蛋白質) 2.6↓ その他正常

  ホルモン検査   T3 (甲状腺ホルモン) 0.27T4 (甲状腺ホルモン) 1.05 
                 FT3(
甲状腺ホルモン)
 1.23  FT4 (甲状腺ホルモン) 0.26 

 4.診断    医源性(去勢)ホルモンのバランスの失調、甲状腺ホルモン4種共に減退低下

       ハウスダストアトピー、小環性膿皮症、慢性外耳炎 栄養低下。

 5.治療方針
  
ハウスダストアトピーにはコンピュター自動処方、去勢に対して男性ホルモンの補充、

  低下した甲状腺ホルモンの各種補充、
減感作1万倍開始 ビタミン 
A E内服 KPS塗布

           シャンプー禁止、散歩後の足洗禁止して乾拭きのみとする。

            治療効果を早めるために個別急速減感作療法早急に開始。
     
シャンプー禁止 (皮膚バリア破壊防止と膿皮症の感染・伝播停止の目的)  


  **** 治療経過   
最新の治療法 個別急速減感作療法を飼い主が理解しての治療法が効果を

                発揮して僅か3週間後に飼い主も驚くほどに皮膚病は改善できた。

                ハウスダストアトピーの根本的治療法の免疫改善が立証された症例。


       *****  個別急速減感作療法は別に記述してあるので参考に読んで下さい。 ******

  飼育指導  食餌の指導(13回に増やす) 繁華街の散歩・運動後の足洗の禁止 
   シャンプー禁止 犬とのコンタクトを頻繁にする 太り過ぎない程度におやつを与える。
 栄養改善 フード半分、人の食事・味付け半分を1日3回多く与える(魚・牛乳・味噌汁)


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 動物皮膚病図鑑       2013/07/15日号     通巻48号

 キーワード 犬  アレルギー ハウスダストアトピー 脱毛 炎症 色素沈着
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1.プロフィール  芝犬   2歳    避妊雌    栄養 普通
病歴

 A. 10ヵ月前に四肢指間・肉球間を頻りに舐め始めたので近医で診察を受けた、食餌性アレルギーだろうとの
   診断で血液検査を受けた
(高価な免疫IgE検査)多くの食餌・植物・その他の反応が陽性に出た。
       
(注釈・免疫IgE検査でハウスダストを見逃していたので診断不適切)

 B. 治療はアレルギー除去食を勧められて高価な輸入フードを買い、内服薬は抗生剤・抗ヒスタミン・ステロイドの
   注射を毎週1回3ヵ月間継続治療し、毎週シャンプーをしていたが効き目が無く、他のフードに変更したが
   それでも効果が無かったので。     
(注釈・除去食フードを変えても非食餌性ハウスダストには無効)

 C. 再度転医し同じ治療にスキンコンディショナー液指示され使用したが良くならず悪化が進むので諦めて当院を受診する。
               
(注釈・スキンコンィショナー液では原因療法には成らない)

                 
  
2.病態画像      (初診時の写真)



  眼瞼周囲の炎症
 

 肘関節下部の炎症


前胸部の脱毛炎症


    下腹部赤く炎症

   内股の脱毛炎症

前足側面舐性炎症

前肢外側の脱毛炎症 

後肢前面舐性脱毛

  3.検査       

   視診検査

  眼瞼周囲と口唇の炎症脱毛・掻痒、四肢側面も脱毛・炎症があり、下腹面は紅色に炎症を示していた、
  此だけでも非食餌性ハウスダストアトピーと診断の予想が十分可能な条件である。

  血液検査 ALB(蛋白質) 3.1   その他正常

  ホルモン検査   T3 (甲状腺ホルモン) 0.35  その他正常

  皮膚掻破検査 外部寄生虫・真菌・何れも陰性

4.診断    
         非食餌性ハウスダストアトピー 甲状腺機能低下 甲状腺転換酵素不全

     不妊手術によるホルモンのバランスの失調、 軽度の常同傷害(四肢の舐性)
治療方針
    
ハウスダストアトピーにコンピュター自動処方(グレイド3.45)と軽度の常同傷害用処方を 1日3回内服 
      ビタミン剤 
A    EFの内服 
       急速舌下減感作療法開始(濃度を毎週上げる) 

     注意事項

      シャンプー禁止 散歩・運動は1日2回・舗装した道路、繁華街、人車の頻繁な道を選んで散歩する繁華街を
    
30-40分する、散歩後は足を水洗せずに拭くだけとする、シャンプーすると悪化かするので当分禁止。
    
食餌はドッグフードと人用食料を5:5の割合で朝は牛乳、夜は味噌汁を加え、食餌は1日3回を与える


                                                                      Topページに戻る

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   動物皮膚病図鑑     2014/02/01日号        通巻59号
キーワード   皮膚病 アレルギー ハウスダストアトピー
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    北海道犬 雌 2歳 14kg 栄養中 未経産

  前年10月に後肢指間の炎症で近医に診察を受け、アレルギー・ ハウスダストアトピー
  の診断で錠剤
(ステロイド1日2錠3週間)・抗生剤(白い錠剤)・軟膏・粉薬・シャンプー
  
(ノルバサン週1回)の指示を受けて1年間継続したが良く成らず悪化してきたので転医・
  来診した。

  註1.ステロイド剤の過量指示と細菌検査無しで抗生剤の投与は非合理的。

  註2.細菌感染で抗生剤を投与後なのにシャンプーを指示(シャンプーに依り飛び火(膿皮症)
     悪化させている
)理論的に不適切な治療となる

   初診時の映像
   

 A 顔 眼瞼周囲がハウスダストアトピーの様子(掻痒性)・耳介内面の紅色性炎・下口唇の炎症性・掻痒性を示唆している   B 両腋窩・肘から前肢表面に掻痒性脱毛・炎症性の着色・体臭が認められる何れもハウスダストアトピーの特徴。  C 腋窩の拡大皮膚変化・炎症性脱毛で舐性・掻痒と臭気は何れもハウスダストアトピーを示唆している。

 D 頚下から腋窩・前胸に掛けて皮膚の色がピンクになり炎症性を示唆している・過度のシャンプーで皮膚バリアの崩壊を示している。

 E 両後肢後面の桃色・炎症・脱毛・舐性が感知可能は内分泌不全・卵巣機能不全が想定(ホルモンのバランスの失調)できる・又シャンプーの悪影響も考えられる。  F 後肢大腿外面・踵は掻痒・舐性・脱毛が慢性化を感知できる・此の症状は甲状腺低下・性ホルモンのアンバランスが関与を示唆している。

  G 四肢尖端の背面・指間の舐性・掻痒・発赤が有るのはハウスダストアトピーの特徴で診断・治療法の適正判断の可否材料と成る。

 H 四肢肉球間の炎症はハウスダストアトピーに必ず付随する舐性・掻痒・脱毛・神経因子で有るから軽視してはいけない観察点。

  検査結果

  ホルモン検査 T3 (甲状腺ホルモン)0.29 FT3(甲状腺ホルモン)0.87 その他正常 

  血液検査 ALB(蛋白質) 0.26  その他正常

  診断 アレルギー体質 ハウスダストアトピー 膿皮症 ホルモンのバランスの失調

  治療

   舌下減感作療法 ハウスダストアトピーにはコンピュター自動処方 甲状腺剤追加

   膿皮症は軽症なのでKPS剤の1日1回薄く塗布 ビタミン剤A Eの内服

  指導  低タンパク症なので蛋白質の多給を指示  膿皮症には シャンプーの禁止・

      散歩後の足洗禁止・散歩・運動は舗装した道路、繁華街、人車の頻繁な道を選んで

      散歩して視覚・神経の刺激を与えホルモン分泌を刺激する。

        食事はドライフードと人用の味付け手作りと朝は牛乳・晩は味噌汁を与える様に指示。

                                                                                        Topページに戻る
  
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  動物皮膚病図鑑    2014/03/01日号        通巻61号
キーワード  アレルギー ハウスダストアトピー 舌下アレルギー免疫療法減感作
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   フレンチブルドック 避妊雌 3歳 8.2kg 栄養低下 痩 

  3年前から顔・口唇・耳・四肢端・肉球間・背部の炎症で近医に診察を受け、アレルギーと診断されステロイドの

 錠剤を1日2錠
1週間を1クールとし3ヶ月毎に約2年間服用を続ける)その間にインタードックを週1回注射し、

 指示として
2週間に1度の割でのシャンプーを行っていたが良く成らず悪化し昼夜を問わず掻き・舐める動作を

 続けるので、転医を決め皮膚専門の病院をインターネットで探して来診した。

  註1.ステロイド剤の過剰投与。(ステロイド剤単独の高用量使用で騒痒性低下せず)

 註2.頻回なシャンプーの指示

(シャンプー含有の界面活性剤で皮膚バリア破壊し皮膚防御力が低下しアレルゲンの進入を容易にした)

 註3. アレルギーはステロイド剤だけの治療は不可能で複数の抗アレルギー剤の混合使用が必要

        初 診 時 の 画 像 (以下4枚)
   

A 顔面
上下口唇・眼瞼周囲・特に
眼瞼周囲はハウスダストアトピーの特徴的症状を示す箇所である 激しい掻痒の為地肌が紅色を示している、耳の内面も赤い。

     B 下口唇
口角から顎下を激しい掻痒の為強烈な擦過で脱毛及び極度の紅色性炎症を起している
ステロイド剤だけではハウスダストアトピーは良く成らない。

    C 四肢指間
舐性と掻痒により脱毛・紅色性炎症を起しているのはハウスダストアトピーの典型
的な症状である、マラセチアの感染増殖も考えられる。

D 肉球間
 炎症が酷く 舐性・掻痒の為紅色性炎症と腫脹を起している、
マラセチアの感染もあるかも。
ハウスダストアトピーの特徴的病変の
1つ(これは散歩後の頻回な足洗いの為に悪化)    

 以下は15日経過画像(飼い主が自宅撮影写真送付の中から)個体別急速舌下減感作の効果発現  

   E Aと比較・
 顔面の紅色性炎症の鎮静 (餌給内容の改善結果 栄養回復傾向・掻痒低下し十分な
睡眠の為 顔面の状態の健康に回復)

     F Bと比較

顎下の紅色炎症の鎮静・発毛(地肌紅色から正常色)、内服処方が効果を発揮した証拠。G  Cと比較・散歩後の足洗禁止でアレルゲン侵入防止により 炎症・舐性の減少と発毛が顕著に見られた。
 。

     G  Cと比較・
 散歩後の足洗禁止でアレルゲン  侵入防止により炎症・舐性の減少 と発毛が顕著に見られた。

     H Dと比較・
 散歩後の足洗禁止の為   頻繁な舐性の減少と紅色炎症の低下(地肌紅色から正常色に復帰する)

   検査結果

 ホルモン検査   T3 (甲状腺ホルモン) 0.36↓  FT4 (甲状腺ホルモン)  0.82 その他正常

    血液検査   ALB(蛋白質) 3.2 その他正常

診断 ハウスダストアトピー 軽い膿皮症 ホルモンのバランスの失調 シャンプー過剰 栄養低下

    治療  個体別急速舌下減感作療法ハウスダストアトピーに対しコンピュター自動処方 1日3回内服

             甲状腺剤・雌性ホルモン 追加処方

           膿皮症は軽症な為シャンプーにより失われた皮膚防御能の早期回復目的でビタミンEF 

       ビタミン
A の継続内服使用

    註  個体別急速舌下減感作療法 (患犬宅の塵埃を原材料にして減感作液を作成して短期間に

       舌下減感作する治療、1頭毎に特別に作成する
)

    註  不妊手術で卵巣ホルモン失調性が起きアレルギー・ハウスダストアトピーを強調している。

   
 註 . 内服薬の効果と飼育条件の改善指導により短時日に皮膚病が良く成った。

    指導 低タンパクと痩せの為 蛋白質の多給と多回数給餌の指示

           膿皮症に対し シャンプーの絶対禁止・散歩後の足洗禁止

           散歩・運動は舗装した道路で繁華街(人や車の頻繁な道)を選んで散歩して視覚・神経の刺激を与え

       ホルモン分泌能を刺激活発化する。


           食事はドライフードと人用の味付け手作りと朝は牛乳・晩は味噌汁を与える様に指示。
                                 
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   動物皮膚病図鑑    2014/05/15日号        通巻66号

             キーワード  皮膚病 アレルギー ハウスダストアトピー
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      プロフィ−ル   シーズー 雌 6歳 8kg

   1,年半前に皮膚に変化が脱毛と皮膚面が赤くなり掻痒舐性が始まった、四肢端の裏肉球間・肘・胸・お腹・内股に

  変化が出現で動物病院き。アレルギーとの診断でステロイドの錠剤を痒み止めとして
11回内服を13か月間継続

  したが益々皮膚症状がひどくなるのでホームページを見て転医来診した。

    ステロイドの錠の11回内服のみではアレルギーは治らない。

      写真上段初診時   写真下段治療開始後42日目


    A四肢末端が脱毛性で炎症性があるのはハウスダストアトピーの特徴、微細なゴミが指間・肉球間に入りアレルギー現象を誘発する。   B 腋窩・肘・前胸域が脱毛・炎症性・掻痒性・舐性はハウスダストアトピーの特徴で進行性で脂漏症・膿皮症が併発して病状は悪化している。  C 腹部・内股・飛節・くるぶし域が脱毛・炎症性・掻痒性・舐性はハウスダストアトピーの特徴で臭気も脂漏性で慢性化が強かった。  D大腿後面から肢端域が脱毛・炎症性・掻痒性・舐性はハウスダストアトピーの特徴・甲状腺ホルモンT3の低下が併発している証明。
   E治療開始から42日後の四肢端を上と比較してみてください大変よくなっています抗アレルギー剤の1日3回の内服薬の効果が証明されました。   F上の写真と比較すると患部全体が薄くなり炎症が少なくなり、発毛し始めています、痒みも減少している皮膚炎が改善されている証拠。

  G四肢の肉球間の炎症・腫れも減少し・掻痒・舐性が減退している事が判別出来ますが此の炎症は簡単に治癒しないのがハウスダストアトピーの特徴。

   H上の初診時の炎症は消えて、毛が十分に生えて舐性・掻痒も無く治療効果が良く発揮された事が証明されています。
     検査

  ホルモン検査 T3 (甲状腺ホルモン)2.54(低下) その他正常

  一般血液検査   アルブミン(蛋白質)2.9(低下)  TRIG(中性脂肪)109(増加) その他正常

   寄生虫検査 毛包虫 疥癬虫 ダニ 蚤 (陰性) 

   真菌検査 直接検査 培養検査 (陰性)

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      診 断 病態診断は グレイド最高を(4.0)として(3.8)の評価は重症の部類

    慢性アレルギー ハウスダストアトピー 膿皮症(細菌感染) 脂漏症 

   治 療 

   抗アレルギー剤 副腎皮質ホルモン 抗ヒスタミン剤 甲状腺ホルモン 亜鉛 

   ビタミン
A EF カルシュウム等複合の内服薬 

     コンピューター処方を 13回内服
  患部には消炎・発毛促進剤のSTS液の1日1回塗布

   指 導

    シャンプー禁止 足洗禁止 散歩は人車の多い繁華街 公園草むら禁止

   註1 アレルギー・ハウスダストアトピーの治療にステロイド剤の単独内服薬を長期内服しても治癒しない、

   約
10種類の複合コンピューター処方をしていればこの様な慢性化した脂漏症に発展しなかったであろう。

   註2 アレルギーには内服薬を13回に分服するのが効果的。

   註3 皮膚病は外科では治らない・皮膚病は皮膚科で専門治療しましょう。          


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  動物皮膚病図鑑     2014/08/15日号        通巻72号

             キーワード  皮膚病 慢性アレルギー 脂漏性皮膚炎 苔癬化症候群
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     プロフール  コーギーローデイザン 去勢雄 13歳 13.5kg 栄養良
  
稟告 4年前皮膚変化が発生、放置していたが2年前に皮膚変化が悪化したので近くで診察を受け血液検査・
     真菌検査のちアレルギーの診断でシヤンプー、ステロイド
1日半錠と抗ヒスタミン錠剤の治療を受けた
    、好転せず眼の周り、顎の下・腋窩・前胸・下腹・内股・四肢末端・肉球間が益々酷くなり
      皮膚科 動物病院を知り来院した。

 アレルギー体質にはシヤンプーをすると膿皮症を併発する可能性がある。
   
 ステロイドを毎日半錠と抗ヒスタミン錠剤だけではアレルギーをコントロールすることは難しい。

              初診時の皮膚変化

 

   A 鼻梁・口唇・眼瞼周囲が炎症性の軽度の脱毛性と色素変化がある。掻痒性は強くないが慢性化して脂漏性が感じられた。

  B 一番ひどい部分で、下腹部は赤く炎症・膝は皮膚が厚く色素沈着と皺襞・脂漏性炎症が慢性化している事を示している

  C 踵と肢側面の脱毛性炎が酷く舐性・掻痒性が強いことを示唆している何れもアレルギー・苔癬化症候群の症状 

  D 両前足背面の慢性皮膚炎の皺襞性となり脂漏性は白色の鱗屑に覆われている、慢性化アレルギー皮膚病の特徴。

                    
          治療開始から2年目の皮膚変化 (慢性アレルギーは治療が長く掛かります)
      
E A写真と比較すると皮膚の炎症範囲の縮小と色調が良くなっている。  FB写真と比較すれば下腹部と下肢の炎症は消え苔癬化も縮小し脂漏性も感じなくなり体臭が消えた。  

   G C写真と比較すれば炎症は消え・発毛して踵は正常化し苔癬化も消えている皮膚の脂漏性は感じられない。

 H 両前足背面の慢性皮膚炎の皺襞は消失し脂漏性は感じられない、患部は発毛をして正常化している。
                          
                             
    検 査
     ホルモン検査 Corti(副腎ホルモン)0.99  T3(甲状腺ホルモン)0.26 その他正常   
          
fT3甲状腺ホルモン)1.84   

   血液検査    好酸球(アレルギー因子)532  その他正常

   寄生虫検査 毛包虫  疥癬虫  マラセチア + 

     真菌検査 糸状菌  カンジダ  アルテリナリア 

診 断

      慢性アレルギー ハウスダストアトピー 脂漏性皮膚炎 苔癬化症候群

      註 発病から治療開始までの無治療期間が長すぎた

      註 アレルギーの治療はステロイド・単一抗ヒスタミン剤とシヤンプーだけでは治らない。

治 療
           個別ハウスダストアトピー減感作療法(免疫増強療法)

       アレルギーコンピューター自動処方 13回分服

       苔癬化症候群と脂漏性皮膚炎にISK塗布薬を毎日

       ビタミンA EF 13回内服

    飼育指導

    シヤンプーは禁止(シヤンプーの界面活性剤は皮膚バリアを破壊、よってアレルゲン・細菌の侵襲を容易にして皮膚病を誘発する)

    人車の多い繁華街の舗装路を散歩(視覚による神経刺激を与えホルモン分泌を刺激する)
 
    食餌は
13回(人は3回です)2回では動物は不満・可哀想

     解 説

    舌下個別減感作療法とは

   ハウスダストアトピーは家庭塵が原因で起きるアレルギー反応で発症する。

  @  普通の減感作液は不特定多数の家庭塵を原料として精製された液です。

  A  個別とは不特定家庭塵を含まない現患犬宅の家庭塵を原料として精製された液です

  B  ハウスダストアトピーの原因家庭塵が限定と不特定とでは免疫の差がある。

  C  精製液の注射は人も動物も嫌がるから、舌下・鼻腔の吸収方法に変化した。

  D  効果は注射方法よりも少し劣るが、嫌がらず長続きして結果が良い。

  E  費用と煩雑差を考えると安易に廉価で除感作(免疫・抗体)ができる。

    以上の利点から現在は舌下個別減感作療法に移行し推奨されている

                                                                   Topページに戻る
                                                                         

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動物皮膚病図鑑    2015/01/01日号       通巻83号
      キーワード    アレルギー ハウスダストアトピー シャンプー
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     プロフール 
       ペキニーズ 避妊雌 6歳 4.5kg 栄養+

  1年前から首輪の周り・腋窩・肘・膝・内股などに皮膚病があり近所の動物病院で治療を受け、

  週
1回のシヤンプーを指示・続けていたが次第に悪化するのでホームページを見て来院した。

  註 診断名が付いていなかった・治療の方向性が不定。

  註 週1回のシヤンプーではハウスダストアトピーは治らない。

  註 正確な診断・治療方針が無く原因を追求せずに漫然と治療していた。

             初診時(当院治療開始時)の写真4枚

A 腋窩から胸と腹部は脂漏性皮膚炎と炎症性紅色が広域にあり脱毛している・慢性のハウスダストアトピーの掻痒が酷い症状をしている。

B頸の下のクローズアップはハウスダストアトピーの典型的皮膚変化でアレルギーの皮膚変化は脂漏性皮膚炎と慢性化に進展して臭気が酷かった。

C内股・膝・踵の内側・脱毛・色素沈着・慢性脂漏性皮膚炎はひと目でハウスダストアトピー診断可能の状態ではあった。

D 膝・踵・内側の脱毛・炎症痕に色素沈着があり経過が長いことは掻痒・舐性の亢進が証明している
                   
              治療開始4週間後の写真4枚

E 治療効果が歴然として現れ、炎症は軽くなり皮膚の色は正常に復元しつつある、脱毛した皮膚は新しい毛が再生開始をしている。

F 頸の下の炎症は薄くなり掻痒性の低下と患部から被毛の再生が始まっている、内服薬の効果証明になる。

G 下腹部から内股・膝にかけての脱毛・色素沈着が改善して掻痒・舐性が消退しているのが明白に証明されている。

H 膝の部分の炎症は軽くなり被毛は豊富に改善されて色素沈着は薄くなり皮膚の正常化が進んでいる。
    
    検査

   血液検査 ALB(タンパク質)3.2  CHOL(コレステロール)82    その他正常

  診断 アレルギー・ハウスダストアトピー 重症度指数 3.6 (最高は4.0)

  治療  ハウスダストアトピーのコンピューター処方 13回分服

   ビタミンA EF  13回内服  色素沈着には ISK1日 1回塗布

    経過

   内服開始すると掻痒性の低下・炎症性の減退・ISK塗布で色素沈着が薄くなり発毛する、

   食餌を
13回で栄養補給をタンパク質をメインに指示する、

   栄養のコントロールが皮膚病を改善に大切であることを説明。

   註 シヤンプーは禁止(皮膚バリアの破壊・アレルギー物質・細菌の侵入助長)

   註 抗アレルギ−剤を13回分服で掻痒性・舐性の低下するので厳守。

   註 アレルギー・ハウスダストアトピーは内服を休むと悪化するので休まない。

     註 1年前の診断がハウスダストアトピーとして抗アレルギ−剤の適正治療を

     開始していれば之ほど悪化かしないかったであろう。

              (人も犬も哺乳動物で人は去勢しないのに・犬の去勢は間違いです)

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